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ギャラリー4127のオープニングは、扇田慎平写真展「わがロス・カプリチョスAgain」です。
開催期間は、2011年6月15日(水)~30日(木) 12時~19時 (申し訳ありませんが、本人都合により時間変更、不定休があります) この写真展は今年3月に一度開催しましたが、なんとその期間に東日本大震災が勃発してしまい、ひっそりと閉幕。今回は、新しい六本木のギャラリー4127に場を移して、「わがロス・カプリチョスAgain」と題して、リベンジ開催するものです。 ゴヤと川田喜久治、二つの「ロス・カプリチョス」を追って かつて「カメラ毎日」で連載された、川田喜久治(1933-)の奇怪なカラー写真のシリーズ「ロス・カプリチョス」は、意味不明な写真と隠喩に満ちたフレーズが並び、不気味な世界の断面を垣間見せる作品群でした。 本来の「ロス・カプリチョス」とは、スペインの画家、フランシスコ・ゴヤ(1746-1828)が残した寓意に満ちたモノクロームの銅版画集。そこに溢れるのは黒い笑いや特異なキャラクターたちが、哄笑と寓意に満ちた謎のような言葉で、見る者の精神を撹乱します。 こういう無限のイメージを喚起するような作品群を追いながら、この写真家は、今の日本の目の前に現われるコトやモノを気まぐれ(カプリチョス)に拾っていきます。コツコツと、性懲りもなく、何の脈絡もなく撮り貯めた写真にポツリ、ポツリと言葉を添えるのです。 扇田慎平・略歴 1955年、愛知県生まれ。広告会社、テレビ番組制作会社、クラシック音楽制作会社を経て、現在フリーの編集、翻訳、執筆業。 PR |
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