× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
映画監督のマーチン・スコセッシが長年映画化しようとしていた、遠藤周作の小説「沈黙」が、現在台湾で撮影中とのこと。 この「沈黙」は、カトリック系の学校では読んではいけない本になっているらしく、日本人と日本の風土、キリスト教との確執を描いている。この問題はいまだに解決していない。今も世界のあちこちで火を噴いている生々しいテーマだ。 以前は、篠田正浩監督で映画化されたこともあるが、カトリック信者のスコセッシ監督だから、どんな描き方をするのか。まあキリスト教側からの描写になるだろうことは容易に想像がつく。 主人公の宣教師ロドリゴにリーアム・ニーソン、通訳に渡辺謙がキャスティングされていて、他にもイッセー尾形の名もある。 私は前々からこの井上筑後守政重に注目していて、いろいろと調べているのだが、まだまとまった形に出来ていないのがなんともなんとも歯がゆいばかりだ。 このスコセッシ監督の「沈黙」が公開されたら、キリスト教を弾圧した日本というイメージがまた蔓延することであろう。オスカーなんかを取ってしまったら目も当てられない。これに同調する動きがローマでもあるみたいだし。 これに対抗する広報戦略は、侵略的な意図をもってやってきた西欧諸国にはこう対応するしかなかった、当時のキリスト教国側はこんなあくどい連中であった。 火薬原料の硝石一樽(日本には硝石は産出しないので)で日本人の女の子五十人を買って、東南アジア各地に売り飛ばすような商売をしていた、とカウンターパ ブリシティを撃っていくぐらいしかないのだろうなあ。(この商売のスタイルは武器商人か、民間軍事会社だよね) もうひとつの美しい広報戦略は、八百万の多神教世界だった日本に排他的な一神教の信仰を持ち込むのはやっぱり良くなかったよなー。「我こそは正義な りー!」という戦闘的な信仰態度を持ち込んだのはキリスト教側じゃないのかねえ?宗教的な寛容、悪く言えばいいかげんさがないから今の世界もドンパチやら ざるを得ないんだよなー。なんで今もキリスト教国側はそれが分からないのかねー?というもっとソフトな展開である。 井上筑後守政重の墓所は、巣鴨の染井霊園に今もある。またお参りに行ってみようかなー。泉下の筑後守殿は何かを語りかけてくれるかなー。 http://www.theguardian.com/…/martin-scorsese-silence-oscars… PR |
「カムイ伝講義」の文庫本を読み始めた。以前に単行本された時から注目していたものである。白土三平ものは忍者ものが多いので大好きだった。「風のフジ丸」「サスケ」のTVアニメもよく見ていたし、フジ丸の最後に出てくる忍術研究家にも興味津々だった。
この書は、現在の日本の諸問題にもメスを入れる。広がりの深さや地球全体に関わるまなざしは、ラブやピースだけで括り切れない、百姓という生活のプロフェッショナルたちの姿を描き出す。まだまだ読みかけなのだが、あえて途中ながら記す次第である。 |
いままでやったことのない仕事は、世界中に山ほどある。さすがに危ない仕事はご辞退申し上げるが、面白そうだと思えるものは、どんどんやってみることにしている。とはいってもやはり今までやってきた自分の仕事から派生することだけれど。
新しい仕事には、新しい人脈がついてくる。やったことがないから、当然不安だし、どれくらいのレベルで自分が出来るか分からない。なんとかやってみて、それがどれくらいの評価を受けるか、慎重に見極めることが求められる。それには、もともと良いものを知っていたり、触れていたりすることが大事なのだ。 たとえば近々取材する「マクベス」なのだが、原作はシェイクスピア。古典である。その古典の台本が福田恒存訳で108円でBOOKOFFで入手できる。これは凄いことである。 台本ならシェイクスピアを始め、いろんな優れた台本に接していること。あるいは映画ならば、台本書きの眼や視点で、映画や舞台を見ること。そうすればおのずと台本書きの能力は高められる。 これはいわばバットの素振り、剣道の素振り、相撲のシコのようなもので、直接的な効果ではなく、地力を付けるためのものである。 絵画なら、彫刻なら・・・・、と良いものは数限りなく存在する。自分にない何かを感じさせる作品は、かならず自分の先生だ。どんなキャリアを重ねようと、そのような謙虚な思いを忘れないようにしていこう。 |
4-5月がギャラリー仕事に専念していたけれど、この頃はやや原稿書きの仕事が増えつつある。
あれこれ仕込んで浮いたのが動き始めている。 とはいえキープしながらギャラリー仕事のプロモーションもしなくてはと思っている。おおーー、と思わせる工夫と、意表を突くアピール力が求められるのだが。 |
ギャラリーの仕事とは別に、取材の仕事もやっているのだけれど、その仕事の関係で日本画家として著名な千住博氏にお目にかかってしまいました。
以前、犬連れで軽井沢に旅行した時に、千住博美術館を見に行って、その滝や絵本の世界にしばし心を遊ばせ、そこに展示してある道具の様子に感動し、かねてからいいなあーーーと思っていたのでありました。 妹さんの真理子氏とは、音楽事務所勤務時代にコンサートの現場で、単なる一舞台監督(通称「ブタカン」と申します)として何度かお目にかかっていたこともありました。 きちんといい仕事をしている方からは、よいオーラが出ているのです。短い時間でしたが、そんな素敵なオーラに浴したありがたい経験でした。 と言いながら、インタビューをまとめて原稿に仕上げなければならんのです。無情にも入稿日は迫っているのでした。とほほほ・・・。 |