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映画監督のマーチン・スコセッシが長年映画化しようとしていた、遠藤周作の小説「沈黙」が、現在台湾で撮影中とのこと。 この「沈黙」は、カトリック系の学校では読んではいけない本になっているらしく、日本人と日本の風土、キリスト教との確執を描いている。この問題はいまだに解決していない。今も世界のあちこちで火を噴いている生々しいテーマだ。 以前は、篠田正浩監督で映画化されたこともあるが、カトリック信者のスコセッシ監督だから、どんな描き方をするのか。まあキリスト教側からの描写になるだろうことは容易に想像がつく。 主人公の宣教師ロドリゴにリーアム・ニーソン、通訳に渡辺謙がキャスティングされていて、他にもイッセー尾形の名もある。 私は前々からこの井上筑後守政重に注目していて、いろいろと調べているのだが、まだまとまった形に出来ていないのがなんともなんとも歯がゆいばかりだ。 このスコセッシ監督の「沈黙」が公開されたら、キリスト教を弾圧した日本というイメージがまた蔓延することであろう。オスカーなんかを取ってしまったら目も当てられない。これに同調する動きがローマでもあるみたいだし。 これに対抗する広報戦略は、侵略的な意図をもってやってきた西欧諸国にはこう対応するしかなかった、当時のキリスト教国側はこんなあくどい連中であった。 火薬原料の硝石一樽(日本には硝石は産出しないので)で日本人の女の子五十人を買って、東南アジア各地に売り飛ばすような商売をしていた、とカウンターパ ブリシティを撃っていくぐらいしかないのだろうなあ。(この商売のスタイルは武器商人か、民間軍事会社だよね) もうひとつの美しい広報戦略は、八百万の多神教世界だった日本に排他的な一神教の信仰を持ち込むのはやっぱり良くなかったよなー。「我こそは正義な りー!」という戦闘的な信仰態度を持ち込んだのはキリスト教側じゃないのかねえ?宗教的な寛容、悪く言えばいいかげんさがないから今の世界もドンパチやら ざるを得ないんだよなー。なんで今もキリスト教国側はそれが分からないのかねー?というもっとソフトな展開である。 井上筑後守政重の墓所は、巣鴨の染井霊園に今もある。またお参りに行ってみようかなー。泉下の筑後守殿は何かを語りかけてくれるかなー。 http://www.theguardian.com/…/martin-scorsese-silence-oscars… PR |
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